ぐだぐだれびゅう「寄残花恋 佐伯泰英」
酔いどれ小籐次留書シリーズ、第三弾です。
小城藩の刺客・能見一族との闘いに勝ち、甲斐国へと向かう道中に、小籐次は幕府の女密偵・おしんと出会う。
何でも甲府勤番・長倉実高が密かに金山を発掘しているという話をおしんから聞き、探索に同道することにした子籐次だが・・・。
この巻から、小籐次は人々から「酔いどれ小籐次」と呼ばれるようになっています。
御鑓拝借の件や刺客13人を独りで斃す小籐次は、一躍江戸のヒーローになったようです。
そのせいか、周りは皆小籐次の味方ばかり。
「何かあったらウチにおいでよ!」とか
「俺もお前の助っ人に行くぜ!」とか
人情味と申しましょうか、人々の温かい心を感じられる巻です。読んでいるとちょっとだけ嬉しくなりました。
そして、前回と変わらぬ「今日の小籐次」っぷりを発揮しています。
刃物を砥いだり引き物を作ったり。新規のお客獲得のために奮闘したり。
それと、いつもよりお酒を飲む描写が多かったような気がします。
殺るか殺られるかの話も緊張感があっておもしろいですが、のんびりとした人々の何気ない日常が見られる話もいいですね。
題名から何となく察しがつきますが、小籐次の想い人、おりょうが登場します。
ちなみに「寄残花恋」の詳しい意味も文中に登場しています。
おりょうに相談を持ちかけられ、人肌脱ぐ小籐次。この後の展開も気になるところです。
また、新たな敵が小籐次の前に立ちはだかります。
でも、相変わらず一瞬でケリをつける小籐次を見ていると「誰が来ても心配いらないんじゃね?」と思ってしまいます。
小籐次が苦戦する敵が登場するのでしょうか・・・いつかは。
おやびんでした。個人的はおしんがお気に入りです。
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寄残花恋(のこりはなよするこい) (幻冬舎文庫―酔いどれ小籐次留書) 著者:佐伯 泰英 |
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